2016年11月27日日曜日

Sサイズの製版で年賀状を刷ってみた②

そろそろ年賀状の準備を…とお考えの方もいますよね~
(自分のも考えなくちゃと焦る私…) 

レトロ印刷してみたいけど、そんなに出す人いないし…
でも一味違った年賀状出したいな…

と、思っている方にはシルクスクリーンがオススメです!!
Sサイズの製版で定形はがきサイズ(148×100mm)が2つ入ります。

Sサイズの製版で年賀状を刷ってみた①では2色刷りをしてみました。
(コチラ→http://jam-lab.blogspot.jp/2016/11/blog-post_11.html)

今回はもこもこインク使って鳥をもこもこさせてみたいな~と思い、チャレンジしてみました。
図案はコチラ!

メンフクロウです。
塗りつぶしてある下の【2017】部分をもこもこさせます!!
細かい抜きは合わせにくそうなのでざっくりと…(性格でますよね~…)

早速!SURIMACCAにセット☆
まずは、主線になる黒の線画を刷ります。
失敗したときの為に予備も刷っておきましょうね。

刷れました~。
今回はモダンクラフト、ぶあつい紙(きなこ・ホワイト)に刷りました。

ここまでは特に問題なく刷れました。
版は洗って乾かし、紙に刷ったインクが乾いたら、もこもこインクを重ねます。

位置を合わせながら…ここかな…
ピカ――――――――ン✨目、合いました。ここですね。

位置を合わせたらもこもこインクを刷ります。
沢山インクが乗っていると膨らみが良いので、2~3回刷ってもよさそうです。
もこもこインクを刷った物がコチラ


み…見えない!!!
もこもこインク、刷りたては薄っすら白いですが、乾くと透明に…
見えますか??
(白に刷った物は白すぎて写真に収めきれませんでした。笑)

刷る位置には気を付けましょう!
全部刷り終わったら、アイロンを当て熱を加えましょう!
力を入れるとせっかくのもこもこが潰れてしまうので、そっとアイロンを乗せてください。
(…アイロンは添えるだけ…) 
20秒ほど熱を加えると膨らみます!
お手持ちのアイロンによって多少違いがありますので様子を見て調節してくださいね。




 テッテレー―――――――☁☁☁
膨らみました!

写真…全く伝わりませんね…
遠目でみると、ただの白ですが、触るともこもこしてます。
お腹ももこもこ☁☁☁

きなこを少し傾けてみました。
 盛り上がってるかーーーい!?

(←もこもこインク)

はい。盛り上がってます。
実際に見ると白が一番盛り上がってます!!(写真でお伝え切れずすみません。)
無駄に表面触りたくなりますよ!
結構面白いです。

みなさんも年賀状盛り上げていきましょう!!!

2016年11月21日月曜日

オリジナルはんこで年賀状

あっという間に11月も残りわずか~~
紙もの好きなJAMのお客さまは、そろそろ悩み始めますよね…?
そう!もちろん年賀状!

どんなデザインにしようかなーという悩みはもちろん、
インクジェットプリンターか、レトロ印刷か、シルクスクリーンで手刷りか…
印刷手法も悩むところです。
そんな選択肢にもうひとつ、「はんこ」はいかがですか?

この時期、文房具屋さんにもお正月向けのはんこが並んでいますよね。
でももちろん!既製品じゃつまらない!
自分でデザインした、オリジナルのはんこを作ってみませんか?
レトロ印刷では、はんこの制作も受け付けているんです。
しかも、レトロ印刷のはんこはペラペラのシート型。
範囲内に好きなだけイラストやマークを詰め込んで、いろんなサイズのはんこを一気に作れるんです。

















はい、こんな感じです。
できあがってからそれぞれを切り離すので、近づけすぎないように気を付けて配置しましょう。
この画像はイラストレーターのデータで作っていますが、手描きの紙原稿でも大丈夫です。
はんこにしたいデザインを黒色で作ってください。それだけ!べつに反転とかしなくてOK!
原稿を入稿すれば、2日前後でシート型になったはんこができあがります!

















できあがったはんこシートがこんな感じ。(裏からみた写真です。)
あとは、自由に切って、木片などそれぞれのサイズに合った木片など取っ手に貼り付けてオリジナルのはんこに仕上げてください!
せかっくなので、今回はキューブ型の木に付けてみますね。

















貼り付けやすいよう、はんこと一緒に両面シールがセットになっています。
はんこを裏返して、大きな両面シールを前面に貼ります。

















しっかり貼れたら、それぞれのはんこを切り離していきます。

















シートはハサミで簡単にカットできます。
両面シールごと切り抜いてください。

















はい、切れました。
これを用意した木片に貼ります。
今回用意したのは、30×30×30mmの立方体型の木です。
(オンラインお店でも販売していますので、ご参考にどうぞ!→ http://omise.jam-p.com/?pid=95256382

















あとは両面シールの剥離紙を剥がして貼るだけ。

















これでオリジナルはんこ完成です!

















キューブに貼り付けるだけで、とっても本格的になりますね!
持ち手素材はコルクも捺しやすくてオススメです。
さらに!ひと工夫するだけで使いやすくなる方法もやってみますね。
持ち手と同じ大きさの紙を用意します。今回の場合は、30×30mmの紙ですね。

















その紙に、捺します。

















上下を間違えないよう、キューブの上に貼ります。

















こうしておくと、捺すときに間違いも防げるし、はんこの柄もわかりやすい!
はんこを張り付ける前に、キューブに捺しておくのもいいですね~。

















はんこなら捺すのも簡単なので、ちょっとした時間の隙に年賀状作りも進められそう??
お子さんもいっしょに家族みんなで年賀状作りもいいですね。

シートの空きスペースに、普段使いたい「折り曲げ厳禁!」マークや名前・住所のはんこもいっしょに作ってしまうのもいいなー!
ぜひぜひいろいろなものづくりに、はんこを使ってみてくださいね!

はんこについて → http://jam-p.com/omise/hanko.html

はんこのご注文はこちら → http://omise.jam-p.com/?pid=91966095

2016年11月11日金曜日

Sサイズの製版で年賀状を刷ってみた①

はじめてのSURIMACCAセットを使って年賀状をお家で作ってみませんか?

Sサイズの製版(200×200mm)で、はがきに2色刷りです!
はがきの定型サイズが148×100mmなので、半分ずつ絵柄を作れば
Sサイズで2色刷れるのです。


サンプルを作ってみました。


黒で主線、赤でさし色を入れてみました。
原稿はこんな感じ!

手描きなのでざっくりです。笑
            ↓
            ↓
            ↓


シルクスクリーンの原稿は黒で作ります。
黒の所に孔が開いて、インクが落ちて、印刷出来ます。

SURIMACCAにセット!




まず、さし色の赤を刷ります。




赤刷り終わったら、版を一度洗います。

インクが乾いたら黒を重ねます。
手で触って、色が付かなかったらOK!
まだ乾いてなかったらここでドライヤーしておきましょう。



位置を合わせるのが難しい…
一度インクが通ると版が透けて見えなくなるのでズレたりします。

ズレても面白いのがシルクスクリーン!
細かい合わせは練習してからにしましょう…



どんどん刷ります。もくもくと…

失敗しても良いように予備たくさんあった方がいいですよ。



あぁっ!!!赤の刷り位置が左に寄りすぎてツバメが切れそう…

最初に刷る色の位置、大事です!!!


なんとか出来上がりました~!



今回は『ぶあつい紙』ホワイトと、きなこに刷ってみました。

さすが分厚いだけあって、少々のインクではビクともしません!
ペラペラの紙だと、ふにゃふにゃになります。

ツバメ、変な向きで飛んでるな~って思いましたか??
よーーーく見てください。



(ツバメでNEWを表現してみました。)



これならお家でも出来そうじゃないですか???
あっという間に年末ですよ~。ご準備はお早目に…

























2016年11月8日火曜日

素材の段差をなくす方法

レトロ印刷のシルクスクリーン印刷は、平らなフレームに版を貼って印刷をします。
ということは、刷られる素材も平らでなくてはいけません。
球体や円柱などへはもちろん難しいのですが…若干の凹凸すらも、印刷の邪魔をしてしまうんです。

たとえば、トートバッグに印刷をする場合。
マチのない平らなトートバッグならそのまま印刷できますが、マチのあるバッグはどうしてもボコボコしてしまいますよね。
持ち手を縫ってある部分も、なんかボコボコ。
そのまま版を乗せると、出っ張っている部分にだけ版が触れて、へこんでいる部分にはインクが付かなかったり、
無理矢理つけようとすると、インクが出すぎてしまったり。

そんなトラブルを解決する方法をご紹介します!





こんなランチバッグに印刷する場合。マチがありますね。

















生地が折りたたんであるので、さわるとボコッとします。

















持ち手部分もボコボコ。この出っ張りが印刷を邪魔します。

















そんなときは、こんな台紙を作ってみましょう!
ランチバッグにスポッと入るくらいの大きさの分厚い台紙です。厚みは1cmくらい。
厚紙を数枚重ねて、周りをテープで貼ってくっつけています。
ダンボールは刷ったときに、なみなみと筋が入ってしまうので、真っ平な固い板状がオススメです。
下部分はバッグの形に合わせて、角を切っておきましょう。

















レトロ印刷のワークスペースでは、さらに刷りやすいよう裏面に段差をつけています。

















ランチバッグはマチの部分だけ分厚くなっているので、そこだけ台紙を薄くしておくと段差が全くなくなります。

















台紙ができたら、ランチバッグに差し込んで使いましょう。

















ランチバッグは平らな状態だとマチがポケットのようになっているので、手前側のマチに台紙を差し込んでください。
これで、ランチバッグも真っ平!生地自体もピンと張られるので、しわも防げてとっても印刷がスムーズになります!

















台紙は持ち手の縫ってある部分よりも少し短めにしておくと、上の段差もなくなります。
台紙が持ち手のでっぱりよりも高くなればバッチリです。

これで段差もすべて解消~!
巾着のヒモ部分や、ポーチのファスナー部分も、同様に台紙を入れることでとってもスムーズに印刷することができますよ。
特にたくさん枚数を刷るときは、ちょっと面倒でも台紙作りがおすすめです!
レトロ印刷のワークスペースではいろんな素材にあわせて台紙をご用意しているので、ご自由に使っていただけますよー♪