レトロ印刷のワークスペース、オンラインお店ではシルクスクリーン製版を承っています!
元になる原稿は手書きでもだいじょうぶ…ですが、
製版機は黒色(K100%)を読み取っていくため、薄い色や線の製版は不向きです。
そのため黒ペン・マジックで黒くはっきりとした原稿作りをお願いしています。
原稿の作成方法についてはこちら↓
今回は、マジック以外の描画材で原稿を作った場合、
シルクで刷るとどんな仕上がりになるのか実験してみました!
試してみたのはこの3種類。
・黒クレヨン
・筆ペン(水で少し溶かした)
・えんぴつ(4B)
白い紙に3種類の描画材で絵を描いたあと、一度スキャンしてPCに取り込みます。
この時スキャンしたままの状態ではうまく製版できないため、ソフトを使って
コントラストを調整します。
データが出来たらいつもの手順で刷っていくだけ。さてさてどんな仕上がりに…
どれも少し離れて見てみると描画材の特徴が出ているのが分かりますが、
元の原稿と比べるとやっぱり違いは大きいです。
特に鉛筆で描いた線のタッチは、シルクスクリーンできれいに再現できているとは言い難いですね(;;)
拡大した部分を比べてみると、色の濃いところほどドット(●)が大きく、
薄いところほど小さくなっていますね。
また、右側シルクの黒い点が所々目立つのは、(ほくろみたいな部分です)
刷る際の力の入れ方や、インクのにじみで潰れてしまった部分です。
潰れてしまう部分は毎回変わるので、仕上がりを安定させるのが難しいということが解りました。
いかがでしたでしょうか?
原稿作りの参考にしていただけたら幸いです!