2016年8月11日木曜日

透明ツヤプリ×白ツヤプリってどんな感じになる?




おこんにちは!スタッフNです!

みなさん「暑中見舞い」は出しましたか?「残暑見舞い」は出しますか?
ぼくは出していません!
ネットやSNSが便利になった今、なかなか手紙や季節の挨拶を出さなくなりましたよね。

レトロ印刷に勤めて「印刷って楽しいよ!」とかお客さんには言いつつ、
自分も年賀状ぐらいしかちゃんと出していないなと…。

でも、やっぱり自分のために選んでくれたカードや便箋、手書きの文字は
いつだって嬉しいものです。

今年からちゃんとそういうのしたいな~、と思って残暑見舞いを作ってみました!
6年ほどレトロ印刷にいて、そういや透明と白のツヤプリの掛け合わせって印刷をしたことないなと思いチャレンジしてみました。


入稿データ

 アクア 
白と透明だけでは、涼しさが出ないかと思い、アクアを背景に印刷。
コップが重なる部分を少し半透明にしているのがポイントです!
これだけでコップに透け感が出ます◎

 白ツヤプリ 
コップと氷を表現。氷の中に抜き文字を作ってみる。ちゃんと見えるのか??
炭酸っぽいシュワシュワ感も出せないかと、コップの中にツブツブを入れてみました。

 透明ツヤプリ 
透明でついついやりたくなる水の表現。
白ツヤプリとのかけあわせでどれくらいの透明感が出るのか!?


いざ印刷へ!


ツヤプリは、刷りたてのインクの上に樹脂の粉をふりかけて高温で焼きます。
そうすることで、印刷部分がツヤっとプリッとなります。
ベルトコンベアで流れていく姿が工場っぽいですね~。

そして、完成したのがこちら!じゃじゃーん!

クーヘンにアクア・透明ツヤプリ・白ツヤプリ

写真では少し見えづらいですが、なかなかおもしろい表現ができました! 

白ツヤプリの抜き文字も意外に見えました!
たぶんツヤプリじゃなかったらここまで見えなかったなぁ




アクアと重なる部分もいい感じで透け感が出ました!
端っこに「2016」の文字を入れたのですが、ちょっとわかりにくくなりました。



今回の残暑見舞いですが、印刷のご注文をいただいた方の納品物に入れています。
「あそびかたろぐ」に挟み込める仕様になってるので、持っている方ははさんでくださいね!
どれくらいズレているかも生々しくわかる仕様となっております。


切ったらこんな感じ。


ちなみに
「暑中見舞い」は、梅雨明け後、夏の土用の期間(立秋前の18または19日間)に届けます。
「残暑見舞い」は、立秋を過ぎてから、処暑の候(8月23日~9月6日頃)までが目安です。