紙漉き(かみすき)って知ってますか?
職人さんが和紙をつくるあの作業です。
今回はSURIMACCA(スリマッカ)をSUKIMACCA(スキマッカ)として
紙漉きをしてみました!
レトロ印刷では、印刷の際にインクがなじむまで何枚も紙を使います。
実際に仕上がる枚数よりもかなりたくさん紙を使っています。
その紙たちは、いつもは再生紙として生まれ変わるのですが
今回は自分で再生紙を作ってみましたよ!
余ってしまったフライヤーなんかで作るのもいいですね◎
まずは、紙を細かくちぎり水につけておきます。
今回はわら半紙だけで挑戦してみます。
印刷された紙が、どんな風に新しい紙になるのか・・・ドキドキです。
1日水につけておき、やわらかくなったら粉々にします。
ハンドブレンダーを使いました。
あっという間に粉々に!!
なんか、汚いですね・・・!!
そっと置いといたら捨てられそうですね。
ここからは水を使うので、シンクに移動しました。
家なら、容器に移してお風呂場なんかでやるのもいいですね。
いよいよSUKIMACCA(スキマッカ)の登場!!
粉々にした紙をすくいます!!全体が均等の厚みになるように慎重に慎重に。
見た目はいつものSURIMACCAですが、
いつも張っている版とは違い、コーティングがされていないメッシュを張っています。
光を当てて版を作るタイプの製版に使う時のシルクスクリーンメッシュです。
シルクスクリーン用でなくても、細かい網目のものだったらなんでもできそうな気がします。
ホームセンターなどで売ってそうです。
すくえたら、布などでしっかり水気をとります。
おぉ~、なんか紙っぽいですね~
少なくすくえば薄い紙に、多くすくえば厚い紙になります。
SUKIMACCAからはがします。
形が崩れないように慎重に慎重に。
こんにゃくのような、ぞうきんのようななんともいえない感じですね。
乾いた布で、さらにしっかり水気をとります。
窓ガラスに貼り付けておくと、お日様が乾かしてくれます。
なかなかこわい光景ですね。
決してぞうきんではありません。
しっかり乾くとこんな感じ!
水を吸っていたからこんにゃくみたいな色だったんですね!
乾くとけっこう白いです。
このままでも風合いがあってよいですが、さらにきれいにしたかったので
最後にアイロンをあてました。
JAMのアイロンは大きいですが、家庭用アイロンで十分です。
じゃじゃーーん!!できましたーーー!
SURIMACCAで紙が作れました!
よく見ると、印刷したカケラが紙に残っていてすごくいい味だしてます◎
通常のわら半紙と比べてみました。
左がわら半紙・右がオリジナルわら半紙。
同じ紙を素材にしても仕上がりは変わるんですね。
手間はかかりますが、自分で紙を作るって楽しい!
どこにも売ってない自分だけの紙!
SUKIMACCAで作った紙に、SURIMACCAで印刷なんていかがでしょうか?
ぜひお試しください~。