2018年3月30日金曜日

新人SURIMACCAに挑戦月間その③

こんにちは!初々しい新人月間ですが、二度目ましての頭文字TAです。
新人ではあるのでご容赦くださいませ。


さて、早速ですが今回作ったのは「布パッチ」です。

...

「布パッチ」てどのくらいの方に伝わっているのでしょう?
よくあるのは、切りっぱなしのカンバス地にバンドロゴを刷った
モノトーンのやつなんかでしょうか。
DIY系の、パンクやハードコアのバンドとかよく作ってる、、、
まぁ、布製バッジみたいなことですよね。
シンプルな作りながら、存在感あるんですよ。主義主張をするのにももってこい。
なにより、ペラ1なので難易度がかなり低いので初心者にも挑戦しやすいのです!



ということで、レッツ・スリマッカ!






今回はハガキサイズのデザインなので、Sサイズで製版。
しかし、見直すと3回前のジャムラボでパイセンがハガキサイズ2つをS版に製版していました… !
そっちのほうが版を張る手間が1回でスリマッカも1セットなのに2つ刷れて、便利かつ経済的でおススメです。
作業は、文字通り 切っただけの布 なので凹凸もなく、紙に刷るのと同じ要領です。


テッ

テレ〜
できたら、どんどん同じ版で別の色も刷っちゃいます。
版画の醍醐味ですね。


そして、適当な布袋などに安全ピンで ブスリ!

縫い付けるのはまたいつか!


ツルツルピンク×ネイビー


黄色カンバス×レッド


鞄に直接刷るのもよいですが、こういうのもあり かも?


デザインは、既に写真にでてしまっている通り年始のワークショップ用に用意した
ツヤプリリングノートの表紙原稿の流用でした。
※軽く説明いたしますと、既存のマヤ文字に自分のオリジナルマヤ文字を忍ばせたものになります。
 ...怖くないですよ。全然怖くない。

と、いうことは!
今回の版を厚紙に刷ればこのままリングノートの表紙にできるということです!
ついでに言うと、リングノートは「レトポ」サイズですので、
レトロ印刷に注文したポストカードをそのままリングノートの表紙にすることもできるわけで、、、


夢は広がるばかりですね。





******************************
製版Sサイズ: ¥1100
インク: 各¥648
布は特殊な素材やしっかりしたものなので、50cm/¥350くらい。
トートバッグ: ¥150
ショルダートート: ¥250

リングノート作り: ¥200



集中して印刷したら、休憩には河原で凧揚げでどやっ!
ジャムから淀川は徒歩5分ですよ〜🍙🌸🌸🌸🌸


シルクスクリーンは学生時分にもやっていたのですが、施設や薬剤… と
場所や費用がかさむばかりの製版のプロセスがまるっと不要なのは、ほんとによいですね🐶
※通常製版には暗室、感光台といった施設だけでなく、感光剤、乳剤、剥離剤等の
 使用期限もあるような薬剤が必要な上、
 そもそも、データを一旦フィルムにプリントしなければいけないのです… ! ひ〜 

2018年3月20日火曜日

新人SURIMACCAに挑戦月間その②

こんにちは。今月から新人が新たに入ったので、現在は準新人となりました mk です。今回初めてスリマッカを使った体験を書いていきます!

さて、実際お店でスタッフとしている方々などベテラン先輩陣に囲まれての初刷り体験・・・! まずは持ってきた原稿のデータを先輩に渡して版を作ってもらいます。
二版用意しました!


これは実は今年の自分の年賀状で使ったデザインです
(ただ年賀状とは違い、色の反転などしてます)。年賀状はリソグラフで刷ったけど、シルクスクリーンでどう表現されるのか未知数なので、ドキドキ・・・。 特に濃淡がどうなるか心配でしたが、版を作ってもらったものを見ると、濃淡が出ててひと まず安心! しかもなんだかちょっと丸っぽく出ててポップな感じで既にリソグラフとは違ったイメージになり、期待が高まります。
年賀状のリソグラフ 
まだマイ・マッカ(流行らす気のマイ・スリマッカの略)は持ってないので、今回はお店のスリマッカを貸りての作業です。コの字にまず繋げてから付ける、など教えてもらいつつやっていきます。そして版を付けるのはゴムを使って・・・。とやっていたら付けられました! 


ゴムを使って一生懸命張り込んでる様子

今回の本命、自分の赤いパーカーを持ってきたのでそれに刷ります。なんと裏起毛の為裏がモコモコしている素材だったので、周りから心配の声も・・・。(刷る素材が真っ直ぐにな っていると綺麗に刷りやすいので、裏起毛などモコモコ素材はちょっと注意が必要かもです)

一つ一つの工程を丁寧に教えてもらいつつ刷って、白がのりました!意外に裏起毛でも刷れて、周りの先輩達も、ホッ。しかし一度刷ると他のものも刷りたくなって、お店で赤いランチバッグを購入! こちらにも白を刷ります。そしたらまた今度は白いキャンバス地のブックカバーに赤を刷ることにしました。一旦白を洗い流して乾かしたら、新たに赤いインクを使って刷ります。



これはこれで可愛いかも?!


さて、そうこうしているうちに(途中ドライヤーの力も借りつつですが)前に刷ったもの達が乾いてきたので、とうとう影の部分をラムネで刷ります。

バンッ!

あ、ああー・・・。なるほどですね、白にラムネ、かなり目立つという事が分かりました。でもこれはこれでユニ○ロの服も本当にユニークな服になったと自分に言いきかせつつ、ちょっと実験を。赤いバッグにラムネを先に刷って見て、その後また上から白を刷ったらど うかやってみます。


ラムネだけの時。ドットがかわいいです!

白を刷りました!べベンッ!

そうですね。シルクスクリーン、
リソグラフに比べてとっても透けないですね! しかしそんなこんなで、結果、色を変えたり、刷り順変えたりで、元々は二版でしたが、四種類の図柄が出来ました~。



シルクスクリーン、興味があって某動画サイトで作り方を見た事がありますが、太陽に当てたり、水で洗い流して版を作る過程など、なんだか工程が多く大変そう、って言うイメージだったのが思ったより簡単でした! 後はいきなり二色を試して失敗もしたので、後はとにかく慣れなのかなぁ、とも思いました・・・。


これはもう、スルメになって通うしかないですね!


2018年3月14日水曜日

新人SURIMACCAに挑戦月間その①



こんにちは、こんばんは、おはようございます!
そして初めまして、いつもは2階の工場で印刷しております、もりと申します!

今回はJAMスタッフの先輩方と夜な夜な開催されましたシルク会の様子をこちらに書かせていただくことになりました!
普段文章を書くことがないのでドッキドキにながら書いておりますがよかったら最後まで読んでいっていくださいませ~!


それでは早速レッツ、シルク会~~!

今回私がつくったのはこちら!ででんッ!








NA~~MA~~NI~~KU~~サコッシュ~~!(と、その他色々~!)


ということで個人的にどうしても生肉グッツが欲しかったので作ってみました!
余談ですが実はこれ、私は豚肉のつもりだったんですが、先輩方に「え、、、牛肉じゃない、、?」とツッコまれてしまいました。さすが大阪、ツッコミが素早いですね!
みなさんはどちらだと思いますか?鶏肉ではないことは確かですが、、、


そんなことはさておき!


今回私が生肉部分に使ったのはお店で販売されているフロックシート!
こちらはシルクスクリーンに使うインクの代わりにホットバインダーと呼ばれる接着剤を刷ったあと、フロックシートをその上にのせ、プレス機で転写させることでモチーフが印刷されるしくみになっております!

モケモケのフロックシートで生肉を、、、!
ということで意気揚々と制作開始!

ホットバインダーを刷ったお店で販売している様々なグッツに(たくさん欲しいものがありすぎてついつい4、5個くらい買ってしまうわたし)フロックシートをプレスし、ゆ~~っくりめくります、、、写真はお店で販売されているランチバック!めっちゃ使えますよ!






ぺりぺり、、、





(あ~~!肉が見えてきた~~!!!)






こちらが今回メインのサコッシュ、、
もうお肉が見えています!あとすこし!がんばれ!(自分で自分を応援する形式でお伝えしています)


えいっ!







で、できた~~~~!!!(感動のあまり一瞬固まりました)






モケモケです!モケモケの生肉です!やりました!
かっこいいカレーのハンカチともベストマッチ!(ハンカチもお店で購入できますよ!)

みなさんもぜひモケモケのフロックシート使ってみてくださいね~!

それではサコッシュを刷る前にこれまたどうしても欲しかったゴールドインクでシルクした黄金のNAMANIKUを意気揚々と掲げた私でお別れで~~す!





さよなら~~~~!




2018年3月2日金曜日

シルクスクリーンで商品をつくろう月間⑤

今回はお店で作れるリングノートで商品を作ってみましょう♪


JAMの大阪の店舗には手軽に作れるリングノートの機械があります。
好きな紙を選んで無地のリングノートが200円で簡単に作れちゃいます。

表紙にシルクスクリーンで印刷をしてオリジナルの商品にします!

ノートのサイズがポストカードサイズなので表紙2枚分のデータが
ピッタリSサイズの製版におさまります☆

データはこんな感じ↓

刷るときのポイントは最初に紙とフレームを置く位置に
マスキングテープでしるしを付けておくこと!
こうすれば同じ位置に何枚も刷れますよ。


シルクで印刷をして


なんと✨ツヤプリ✨にします♪


ツヤプリパウダーをまんべんなくまぶして


エンボスヒーターで加熱すると✨ツヤツヤプリプリ✨に
表紙ができればあとはリングノートに加工するだけ!


なかなか可愛い機械でしょ♪


リングの切れ端を合わせてトリコロールカラーにしてみました☆
中身もこだわりたい方はレトロ印刷で注文できますよ~


左は to do リスト、右はノート
なんて使い方もあり☺
是非作ってみてくださいね☆彡

今回の費用
Sサイズ製版…1100円
リングノート…200円
SURIMACCA(ブラック)…648円
ツヤプリパウダー…540円
(中身をオリジナルにすると別途印刷代がかかります。)

2018年3月1日木曜日

シルクスクリーンで商品をつくろう月間④

こんにちは、アです。
2月のテーマは『シルクスクリーンで商品をつくろう』
せっかく売るならインパクトのあるものが良いですよね~

個人的に、最近シルクスクリーンで
4色重ねて写真の印刷するのにハマっております。
なので今回はそれを利用してみようと思います!
ハンカチタオルとミニトートで商品化を目指します。



まず、元となる写真はこちら

あーかわいいー♡

まずは、印刷する部分のみを切り取りましょう。


シルクスクリーンで写真の印刷をするのはとても難しそうですが、
フルカラーの写真もPhotoshopの機能を使えば、
写真をCMYKの4つに自動で分けてくれます。

これを1色ずつ似た色のインクにあてはめて刷ると疑似フルカラーが印刷できます。
詳しいやり方は、レトロ印刷の『印刷のタネ』を見ていただく方がわかりやすいと思います。
http://retroinsatsu-tane.blogspot.jp/2017/07/blog-post_51.html

この技を使えば、レトロ印刷の印刷注文とシルクスクリーンの
どちらでも擬似フルカラーの印刷をたのしめますよ~。





で、4色に分けた版がコチラ。

(左がわかりやすく色を付けたもの、右が実際に製版するデータです)


今回は大判(340×440mm)の版に4つの版を付けて製版します。
プチ大判、大判、超大判は製版前の版を枠に張ってから製版するので、
版の張り方による伸びが起きません。
そのため、キッチリ合わせて刷りたい時は特にオススメなのです!




これを順番に1色ずつ刷って、重ねていきます。
今回はY(イエロー系)→M(マゼンダ系)→C(シアン系)→K(黒)の順で重ねてみます。
どれがどの版かわかりにくいので、油性マジックで印かインクの名前を書いておくといいですよ。




【1色目】
イエローはSURIMACCAインクのイエローを使用




な、なにがなんだか…
とりあえず猫っぽい形のなにかは刷れました
(不安…)






【2色目】
イエローのインクが乾いたら、しっかり位置を合わせて次のインクを刷ります。
マゼンダはSURIMACCAインクのネオンピンクレッド
8:2ぐらいの割合で混ぜたものです。


お!一気に輪郭があらわれました~



【3色目】
つづいてはシアン。
今回はSURIMACCAインクのブルーを使用しています。
ブルー系なので、アクアやラムネでも仕上りの雰囲気が変わってたのしそう!




あれ??なんだか、ブルー濃い…
ひとつ手前がうまいこといってたので、急にまた不安になってきました。
もう少しブルーの色味を抑えたい時は、クリアのインクを混ぜると
少し透ける感じになりますよ。




【4色目】
最後はブラック
SURIMACCAインクのブラックは色が濃く、他のインクを隠してしまう恐れがあるので、
30%ぐらいクリアを混ぜたものを使ってます。



ブルーが濃すぎて不安でしたが、ブラックを刷ると
急に陰影がはっきりして完成がおとずれます!




バッグはなんだかそれぞれのインクが主張してノスタルジックに仕上がってます!




それぞれの版がズレズレになったやつ
これはこれでイラストっぽくて面白い。




これは鼻まわりだけマゼンダがちゃんと刷れてませんね。
別の種類の猫みたくなっちゃいました。


それぞれのインクが濃かったり薄かったりで1つずつ仕上りが違うのも面白いですね。
(たまにズレてるけど、それもあえてな感じがして良い!)



今回かかった費用は以下の通り
製版(大判) ¥2,200-
インク(4色) ¥2,592-
タオルハンカチ(5枚) ¥800-
ミニトート(2枚) ¥400-

全部で¥5,992-となりました


インクもたくさん残ってるし、版もまだまだ使えるので、
根気があればもっとたくさん刷れますね!


布製品に写真の印刷でぜひインパクトのある商品をつくってください~