2020年6月7日日曜日

クリアインクを下地に刷ると、濃い生地のインクの発色はどうなるのか?



今回は、「クリアインクを下地に刷ると、濃い生地のインクの発色はどうなるのか?」

を試してみました!




白や薄い色の生地とくらべて、濃い生地にSURIMACCAインクを

使うと色が沈み込んでしまいます。

そこで先に白インクを刷り、その上から色を重ねることで

インクの発色をなるべく損なわないようにしたのがこちらの方法。




今回は白インクではなくクリアインクを先に刷ります。




比較用にホワイトも刷りました。

インクが乾いたら、次に2層目のレッドをズレないように位置を合わせて刷って行きます。




結果の前に、まずはレッドだけを刷った写真をみてみましょう。




なんだかかすれたような仕上がりに…刷った直後はキレイに色が見えるのですが、

乾燥するうちに沈み込んでしまいました。


では、下地にクリアを刷ったものはどうでしょう?




何も重ねていない状態と比べると、色の沈みこみが

マシになったように見えます。

重ねて刷った時に少し位置がずれているのですが、遠目にはあまり目立たないかも。





最後は白にレッドを重ねたバージョンです。

やっぱり赤の発色はこれが一番キレイに見えますね。

ただ、今回乾燥を急いでドライヤーで急に熱を加えたので、

乾燥した時には図形にゆがみが…

そのためズレも目立つ仕上がりになってしまいました。




上から、

『ホワイト+レッド』

『クリア+レッド』

『レッドだけ』

の順で並べてみました。

発色の点ではやはりホワイトに適いませんでしたが、ズレがあまり目立たないのは良い点かもしれません。文字を刷りたい時はすこし大きめにクリアを刷っておけば、多少のズレはカバーできるかもしれませんね。


今回は発色の点にしぼって実験してみました!
次回はこの方法で刷った場合の耐久性などご紹介できればと思います。
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JAMLAB

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