2016年8月31日水曜日

紅茶で紙を染めてみたよ

こんにちは!
もう8月も終わりますね、
子どもたちは夏休みの宿題に苦しんでいる時期でしょうか。
私は自由研究・工作だけは先に終わらせ、
ドリルは最終日に半泣きでやるタイプでした~。

先日、JAMスタッフがお友達と一緒にこんな実験をしていました!


 レトロ印刷で刷った紙を紅茶に浸して、染めています!





刷った紙から手作業で切り出します。
角を落として紅茶のティーバッグの形に一工夫!



濃い目に抽出した紅茶の液に浸します。
今回は厚紙の「クーヘン」で実験しました!

浸した時の発見!↓

紙の目(繊維の方向)に沿って紅茶が染みていく!
今回はヨコ目で作っちゃったので、境目が横一線に出やすかったです。
上に向かって染みていく方がティーバッグっぽかったかな~




並べて乾かして、さらに上から水滴を落とします。
濃淡がでて、紅茶の染み感が際立ちます~!



穴を開けて、ひもを通して完成!
「お茶」がテーマのZINEの表紙募集のDMです!
(ZINEが気になる方は→KAMIHIKOUKI MAGAZINE

ほんのり紅茶の香りもしていい感じ!
五感を刺激する印刷、素敵ですね~~

でもでも、香りは1~2日で消えてしまいました…うーん、ザンネン!

紅茶だけじゃなくて、緑茶やコーヒーなんかで染めてみるのも楽しそうです。
印刷の後加工もまだまだ可能性は広がりますね!

2016年8月30日火曜日

箔印刷をやってみよう

仕上がると絶対「おおおお~~~」と歓声があがること間違いなし!
金箔銀箔を使った、シルクスクリーンの箔印刷、気になりませんか??
初めてだとちょっと難しい…と思われがちですが、ポイントをつかめばきっと成功します!
そんな箔印刷のやり方をご紹介しますね。


今回はトートバッグなど布物に刷ってみます。
写真右上のキノコロゴが原稿です。
イベントのノベルティーに金箔、テンション上がりますね~~

箔印刷の場合、インクモリモリに刷りたいので、70メッシュがおすすめです。










普段はカラフルなインクを使って印刷をするのですが、箔を使うときはインクを使いません。
インクの代わりに「ホットバインダー」を使って刷ります。
ホットバインダー、つまり熱で溶ける接着剤です。

ふつうのインクよりも少し硬めなので、目詰まりしないように注意しましょう!

レトロ印刷のホットバインダーは水性なので、終わったら版を水で洗えます♪




使い方はインクと一緒です。版に乗せて刷りまーす。

ホットバインダーは透明なので、刷ってもちゃんと刷れているのかわかりにくいので、シルクスクリーン初めての方は、できればふつうのインクで刷り練習してからがいいかもです。

モリモリに刷りたいので、版がずれないようにしっかり押さえて、2回刷り3回刷り!






刷れたらしっかり乾かしましょう。
箔をデザインよりひと回りくらい大きいサイズに切って、ズレないように印刷の上に乗せます。

箔はキラキラ側を上にして置きましょう。
(裏は白色です。)











箔の上から当て布(クッキングシートがおすすめ)をして、グッと力をかけながら圧着します。

穴が開いたアイロン台は圧がかけにくいので、平らな板上でのアイロンがけがオススメです。

アイロンは中温(スチームなし)で、一部分につき10秒くらい押します。
クッキングシートをめくってみて、箔に絵柄の型が見えたらOK!
見えなければ、もう10秒トライ。

長時間押さえ続けると、箔が溶けて変形してしまうので注意!



ホットバインダーは冷めると固まるので、はがしたい気持ちをぐっとこらえて、冷めるのを待ちましょう。
冷めたら、そっと箔を剥がしてください。

キラッキラの箔印刷の完成ーー!
きのこが眩しい!











こんな感じで、特に小さなマークくらいなら簡単にできあがるので、ぜひトライしてみてくださいね。
レトロ印刷JAMのオンラインお店で販売している箔が金銀のセットなので、色違いでも楽しんでいただけます★☆

せっかく金銀があるので、金銀両方使って遊んでみました!

ホットバインダーで刷ったトートバッグに、金箔シートを細長く切って、並べます。

箔はペラペラなので、切りにくいですが…ロータリーカッターがあると切りやすいです。でも、ハサミでも大丈夫。
多少のズレやボコボコも気にせずに!









その上から柄全部を覆うように、銀箔シートを乗せて圧着。

冷めたら、金銀箔を両方いっぺんに剥がすと…














しましまキノコの完成!
スペシャル仕様のノベルティになりました~~☆★☆

















シルクスクリーンって、ちょっとの工夫でいろんな遊び方ができますね!
ぜひ皆さまも、いろんなアイデアで刷ってみてください!そのときは、ぜひJAMにも自慢してくださいね♪


ホットバインダー
http://omise.jam-p.com/?pid=93333097

金箔・銀箔フィルム
http://omise.jam-p.com/?pid=96226915

2016年8月27日土曜日

版ひとつで総柄の生地をつくる

おこんにちは!
スタッフNです。

今日はスリマッカを使って、総柄の生地を作ってみました!

生地を作るって、「自分ではできない」と思っている方が多いかと思いますが、
根気さえあれば意外に作れちゃいます。

今回は、ワークスペースに新登場の「プチ大判サイズ」を使って印刷!
最大280×280mmの印刷が可能なサイズです。
価格も大判よりプチお得なのでおすすめ◎




どんなデータで刷っているかというと、こちら~



イラストレーターの中にはじめから入っているスウォッチパターンを使って作っています。
絵が描けなくても作れます。
イラストレーターを持っていなくても単純な柄なら作れますね。
1色ですが密度が違うので、濃淡があるように見えます!

今回の柄の「こだわり」というか「コツ」は、データでいくつか重ねた状態にしておくことです。
そうすることで、重ねて刷った時にも不自然にならない!

キッチリ合わせる図案だと、かなりシビアに合わせないといけないので
とてもハードルが高いですが、こんな風にランダムに刷ってもそれがあえて柄になるように
作る柄は、とても簡単で刷ってて気持ちがよいです!

刷ってすぐの所に重ねて刷ると、裏側にインクがついてしまうので
ドライヤーで乾かしながら刷ります。


版を回転させて刷っていくので、よりランダム感が出ます。
どこが継ぎ目かわかりますか?


これだけ刷って使ったインクは1つと半分くらいです。(だいたい150ml)
ベタじゃなければかなり刷れます。

生地が作れたら一気にものづくりの幅が広がりますね。
バッグ・ポーチ・シャツ・ワンピース・クッションカバー・カーテン・・・などなど
家のもの全部オリジナルで作りたくなってきました。

2016年8月26日金曜日

印刷する位置を失敗しない方法

シルクスクリーン印刷でなかなか難しいのが、印刷する位置。
刷ってみたら「あーもっと右だった―」「斜めに刷っちゃったー」なんてハプニングがよく起こります。
1枚刷って完成ならいいけれど、みんなでチームTシャツ刷ろう!なんてときは、バチッと刷る位置も揃えたいですよね。

なぜ刷る位置がずれるんだろう?
それは、版にインクが乗っちゃうと、素材が見えなくなっちゃうからなんです。
ちょっと面倒でも、刷り始める前にしっかり下準備をしておくことで、結果印刷がとってもスムーズに!
刷り台や版を固定するホルダーがなくても合わせられる、簡単な方法をやってみました!


今回は、みんなで「カバ食堂」のスタッフTシャツを作ってみます!


まず印刷を始める前に、原稿(原寸サイズ)をマスキングテープでTシャツに貼ってみます。
鏡などで確認しながら、どのあたりに印刷するか位置を決めます。


原稿の位置に絵柄を合わせて版を置いて、コーナー部分をマステでマーキングしておきます。
これを用意したTシャツ全部に付けておきます!
面倒だけど、あとから絶対挽回できる!ってくらい、スムーズなのでオススメです!

(多色刷りの位置合わせも同様にすると合わせやすいですよー)


位置が決まったら、原稿ははがしておきます。
(はがさないと原稿に刷っちゃうからね!)


版をマステに合わせて置き、インクをのせて刷りまーす。
今回は爽やかに、SURIMACCAインクのグリーンを使用。


大きな版は両手で刷った方が成功しやすいので、
2人組で刷るのがおすすめです!


そっと版をはがすと…


できた!位置カンペキ!?
あとは同じように、スタッフ分どんどん刷りましょう♪












フレームのサイズを変えられるSURIMACCA、せっかくなのでTシャツ背面にも刷ります??



表面を全部刷り終えたら、版をはがして貼り変えます。


小さな横長デザインを刷りたいので、黄色いショートパーツを2つ外して組み直します。

Sサイズ → 横長XSサイズに変形!

横長XSサイズ(80×200mm)はSURIMACCA専用のお得サイズです★


背中部分に同様に刷ります。
Tシャツのタグでボコボコしないように注意してね。

裏はシックに、SURIMACCAインクのブラウンを使用。


はい、背中完成。
両面印刷されていると、なんか本格的~


ってことで、スタッフTシャツ完成です!うん、位置パーフェクト!
お店の制服や、イベント出店時のチームウェアでお揃いとかテンション上がりますね~!


せっかくなので、Tシャツ以外にも刷ったりして。お店のオフィシャルグッズも手づくりです。
○周年記念のノベルティーとか、ワクワクしますね!











そんなわけで、シルクスクリーン印刷は下準備がとっても重要!
ちょっと工夫するだけで、急に刷りやすくなったり、トラブルが解消することもあります。
印刷中にちょっとつまずいてしまったら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

ちなみに、今回はSサイズ(オモテ)とSURIMACCA専用XSサイズ(ウラ)で印刷しました。
SURIMACCAセット(Sサイズ製版セット)に、XSサイズの版を追加することで同じように印刷できます!
ぜひみんなでワイワイトライしてみてくださいね!

SURIMACCAセット
http://omise.jam-p.com/?pid=99694151

SURIMACCA専用XSサイズ製版
http://omise.jam-p.com/?pid=104745753

2016年8月18日木曜日

インクどのくらいで何枚刷れるの??


この質問めちゃくちゃよく聞かれます。
SURIMACCAインク(100ml)のボトルにも書いてありますが、目安は10cm×10cmの
四角のベタが20枚程度刷れます。

正直、本当に目安です。線画だったらもっと沢山刷ることが出来るし、
力の入れ具合でインクの出る量も様々…でも、何とかお伝えしたい!!
そう思い立ったので刷ってみました。


じゃんっ!

SURIMACCAのXSサイズ!(ちょっとお得な横長バージョン!)
見えますか?約200×24mmくらいのロゴマークを用意しました。
インクはオマケに使っている40gを使います。

みんな好きな感じのロゴ。 何かと使えるロゴ。


【NEVER GIVE UP】オリンピックやってるし←嘘

まだまだ刷れそうなので、間にも刷っちゃいましょう!
おぉ。 思ったより余裕で刷れます。
布、追加しまーす!
うん。まだイケる。 

迫り来る 【NEVER GIVE UP】【NEVER GIVE UP】【NEVER GIVE UP】

ちょっと疲れてきました。
でも、お客様にお伝えしたい…もうひと頑張りです。

布が足りないので余白にもドンドン刷っていきます。
もう、自分に対して言ってる気がしてます【NEVER GIVE UP】

 やっと底が見えて来ましたー。40g舐めてました。
はい!最後は【GIVE UP】 で終了!ひゃぁ~疲れましたーーー。



では結果発表 !!【NEVER GIVE UP】は、いくつ刷ることが出来たのか!


てってれーーーーー


143【NEVER GIVE UP】+1【GIVE UP】でした!!!!


 スタッフの間でも予想以上に刷れたのでびっくりしました~!
印刷時間、約一時間半…(想定外。) 
本当にギブアップです。
皆さんもインクボトルが空っぽになるまで楽しんで刷っていただきたいと思います。

参考になるといいなぁ…

2016年8月16日火曜日

【刷り方ポイント】マーブル刷りを使った重ね刷り


おこんにちは!
連投!スタッフNです!

今回も、版の上でインクと遊んでみました!
はい!マーブル刷り!です!

グラデーションとは違い、
1回刷ると色が全部混ざってしまうので
きれいに刷れるのは1回のみ!
刷っているうちにドンドン色が混ざっていきます。
1回にインクもたくさん使うので贅沢な刷り方です!
今回はSURIMACCAインクのパステルカラーを使ってみました。


紙に刷る時は、SURIMACCAホルダーを使うとかなり作業がしやすいです。
紙は薄いので、下に高さ調整のための紙を敷いています。
しるしをつけておけば位置合わせも簡単です。


角を合わすと同じ位置にくるしるし。

図案の上に直接インクをたらして模様をつくります。


ぼくはかなり適当にやりましたが、緻密にたらしてもおもしろいと思います。

あとは一気に刷る!!
1回で刷ってしまわないと色が混ざってしまうので、
全神経を集中させて刷りましょう!!




じゃじゃん!



いい感じにマーブルになりました!
きれいにマーブルになるのは最初の1回だけ!
あとはどんどん混ざっていきます。

途中でインクを足すとまたいい感じに~~。



徐々に変わっていく感じも個人的には好きです。

マーブルだけでは物足りないので、もう1色重ねます!




じゃじゃじゃじゃん!!





狙い通り、だんだん色が混ざってどんよりしていく感じと、この顔がマッチしました!


シルクスクリーンは同じものをたくさん刷れるのが
良い所ではありますが、こんな風に1点ものをあえて作るのもいいですよね。
ぜひ試してみてください~