2019年12月15日日曜日

年賀状を作ろう!⑥~プリントゴッコ~

令和元年ですが、言わせてください。
【プリントゴッコ】で年賀状作ってみませんか?

「え?プリントゴッコって何?」
はい、そこの貴方はそっとこのページを閉じて下さい。
私はお家に眠っているプリントゴッコをお持ちの方に呼びかけています。
(もしくは興味がある方に!!!)


「プリントゴッコ懐かし~!」
「プリントゴッコで一度は年賀状を作った事がある」
そんな方に読んで頂きたいのです。

かく言う私も、プリントゴッコで年賀状を作っていた世代です。※プリントゴッコは2012年末をもって事業終了しています。
プリントゴッコの歴史は長く、昭和52年(1977年)に発売され、以来34年間家庭での印刷ツールとして活躍してきました。
世代って言っても34年の歴史なので幅広すぎですけどね。笑
一世を風靡したプリントゴッコ様です。

私は地域振興券でプリントゴッコを買って貰いました。(これまた懐かしすぎて爆死…)
※地域振興券とは、1999年に15歳以下の子供のいる世帯主に配られた
1人あたり2万円のお買い物券の事。その地域でお金使ってね~。半年以内にだよ~的なやつです。
プリントゴッコ本体と、インク買ってホクホクしてました。笑

はい。話がそれましたが、プリントゴッコの生産が無くなったから使えない…
好きだったのにな…と、お嘆きの方。
\使えます/
でも、あれが売ってないんだもん!
-----------💡電球💡-------------
そう。あの黄色い細長い電球です。「ランプ」で売ってたかしら…?
1回ピシャッッ!!!!
とする度、焦げ臭いにおいを出し役目を終えてゆく電球。
なんで1回しか使えないんだろう…と子供ながらに切なく思っていました。
ピシャッとさせるメッシュの部分、あれ実はレトロ印刷JAMでお買い求め頂けます。
これ。製版の「200メッシュ」


(お家で、ピシャッとやってた事を、デジタルの製版機で行います。仕上がった物をシート状でお届け!)
通常電解マーキングで使用しているんですが、プリントゴッコの
ハイメッシュマスターと同じ物なんです。(製造元が同じ!)

なので、必要な物は、プリントゴッコ本体と…
この枠です!
本体だけあって枠が無い方は、フリマアプリとかオークションサイト頼って下さい。
意外と見つかる…

さて、手順を紹介していきます。
あ、動画がありますので、てっとり早く見て下さい👀


はい。百聞は一見に如かず!
この手順です。

お持ちの方は、かなりテンション上がって来てると思います。
オンラインお店で注文する際の注意点⚠
【SURIMACCA専用製版】XSサイズ 200メッシュを選びます。

必ず備考欄に「プリントゴッコで使用予定」と入力して下さいね。
通常のシルクスクリーンでは使えないので、間違えてませんか?と別途連絡がきます。
(連絡してます)
家でピシャッ!!とやっていた事を、レトロ印刷の専用の機械でやりますので、
絵柄をデータで入稿して頂くか、紙原稿を送って下さい!
出来上がった版(シート状のメッシュ)をお届けします。

原稿は黒1色で作って下さいね。

そしてサイズ!!「【SURIMACCA専用製版】XSサイズ」は80×200mmまで対応しています。が!!!
プリントゴッコで使用する場合は「80×120mm」が印刷可能範囲です!
大きすぎるとはみ出ちゃいますからね。
注文時に「プリントゴッコで使用」と頂いていたら、サイズもおさまっているか確認しますので!
乗せるインクはSURIMACCAインクでOKです!
※ただし、KOTTERIホワイト・ゴールド・シルバー・カッパーは詰まりやすいのでおススメしません…泣
使いたい色の所にヘラ等でインクを乗せましょう!
こんな感じでチョンチョンと乗せ、透明シートを被せたらOK~👏
乗せすぎると、はみ出てくるので気を付けて下さいね。
ついついモリモリ乗せちゃうよね~…ダメ!乗せすぎ!!

昔は体重かけてグッと押してた記憶があるんですが、
軽く。軽く下ろして下さい。
軽めから試して、力加減の丁度良い所見つけて下さい!
(文章で伝わらね~~~みんな動画みて…)

シルクスクリーンの時にインクが出すぎたら、裏側から掃除して~とありますが、
プリントゴッコの場合上手く掃除出来ないので気を付けましょう。


本体の台部分のスポンジが柔らかく、SURIMACCAインクが出やすくなってしまいます。
そのためスポンジの上に、アルバム台紙のような固めの台紙を貼りつけることで
インクと本体の相性が良くなります!
滲んだりしても、そこが味になって可愛いんですけどね。

ご自身でプリントゴッコをお持ちの方は、是非オンラインお店で製版の注文をしてみて下さいね!

懐かしい!やってみたい!!と言う方は、店舗へ遊びに来て下さい~!
ワークスペースの予約はこちらから↓




東京のSURUTOCOでhaconiwaさんがプリントゴッコで手ぬぐいに挑戦された記事も
ご覧くださいね👀●コチラ●

haconiwaさんの記事を読むと、布物にもチャレンジしたくなりますよね~。
さぁ物置からプリントゴッコが呼んでますよ…







2019年12月2日月曜日

年賀状を作ろう!⑤~多色アナログ原稿編~


いよいよ寒さも本格的になってきましたね!それもそのはず、あっという間の12月…
しかし!まだまだ間に合う年賀状!その⑤です!

以前「年賀状を作ろう!その②」の記事中、






『アナログで原稿を用意する場合は、
元の絵を用意して、色ごとに紙を分けてトレースしていってください。』




とパソコンやペイントソフトが手元にない方は一番くわしく知りたいんじゃないかなというところを2行ですませてしまいました…

ですので、今回はアナログで原稿を作るところからスタートしたいと思います!



~使用した物~


  • 筆記用具(細いペン・太いペン どちらもあると便利)
  • 色鉛筆
  • 消しゴム
  • 定規
  • 紙(トレースしやすいように、トレーシングペーパーがあると便利かも)
  • マスキングテープ(固定用)


 1.まず初めに、ハガキの周囲をなぞって紙にしるしをつけます。
(今回は官製はがきではなく、同じサイズにカットした厚紙に刷っていきます)


 2.枠線がかけたら絵を描いていきます。あとで上からなぞるので消しゴムをかけて汚くなっても大丈夫のはず…
3.だいたい描けたら、どこにどの色を使うかかんがえながらちょちょっと色を塗っていきます。色数が多いと刷るのが大変なので、初心者さんは1~3色で考えるとよいかもしれません。また、重ね刷りをすれば少ないインクで色数を増やせるので、ぜひ覚えておいていただきたいテクニックです◎

こんなもんかな~とだいたい塗り終わったところ






4.色を付けたい部分が決まったら、その上から紙を重ねてペンでなぞっていきます。

この時1枚の原稿の中に、違う色を使いたい線・面が混ざらないようにご注意を!

また、線の色が薄いと綺麗に版にならないので、しっかり濃く描いて&塗っていきましょう!
下書きが薄いと見えづらいので、トレーシングペーパー・もしくはクッキングペーパーなどの薄い紙を使うとやりやすいです。


こちらは赤いインクを使う部分をトレースした原稿です。
下書きをトレースしている時に紙がずれてしまうと大変なので、
マスキングテープなどで張り合わせましょう。



今回は3種類のインクを使うので、計3枚の原稿ができました。
ここまででアナログの原稿作りはおしまいです!
これで2色刷りの原稿の作り方もバッチリになったでしょうか。

元となる絵さえ決まれば、かかる手間はデジタルとそんなに変わらないのでは!と個人的に感じました~

~~~~~~~~~~~~~~5.原稿が出来たら?~~~~~~~~~~~~~~~~

レトロ印刷JAM・オンラインお店の製版サービスは
紙原稿のご入稿も受け付けています!
https://omise.jam-p.com/?mode=cate&cbid=1288091&csid=2
まずは製版の注文後、原稿を郵送にてお送りください。
(送付先などは、ご注文後に送付するメールに記載しております)

スキャナーをお持ちの場合は、スキャンしてデータ化したものを専用のフォームから
お送りいただければ完了です◎
また、データの形式はai/psd/pdf/jpgのみの対応となりますのでご注意ください。



★その他のサービス、製版機などをご利用になられる場合は、機械によって読み取れる原稿の種類が
限られる場合もありますので、原稿を用意する前に必ずご確認ください。




ちなみに出来上がりはこんな感じになりました。
大黒鼠…を目指したのですが、サンタさんに見えます😭







年賀状を作ろう!④

最近シルバーインクが自分の中で熱いのです(知らんがな)
ラメがとってもキレイなんですよ。
レトロ印刷(印刷注文)で、「金」インクはあるんですけど「銀」インク無いんです。
シルクスクリーンならSURIMACCAインク『シルバー』があります。

SURIMACCAインクは、混ぜて使う事も出来ます◎
シルバーにブルーを混ぜるといい感じなのは気付いてました(何度かやった)
ふと、色んな色でメタリックカラー作ったら格好いいのでは…

と、思ったので早速実験です✊(おーーっ!)
インクの色を楽しみたいのでデザインは全面ベタでこんな感じ!
Sサイズに配置しました。青いラインはハガキのサイズです!

ハガキにピッタリ(いや、パツパツ)なサイズにしたので、位置合わせ大事です。
インクを乗せる前に、ハガキを置く位置、フレームを置く位置をしっかり決めましょう。
インクが通った後の版は、下がほぼ見えなくなります。
こんなパツパツデザインは要注意…(ズレが目立ちます⚡)
インクが通る前は、しっかり下が見えます◎

フレーム「ここだよ!」の四つ角にマスキングテープで印を!
勿論、ハガキの位置にも印を!

これでOK!
でも、同じサイズのものに繰り返し沢山刷るなら断然ホルダーがおススメです!
こんな感じで机に挟むだけ!
毎回フレームの位置を合わせなくても、上げ下げするだけ!
そして一人での作業がかなり楽です。
両手で刷れます。※両手で刷ると均一に力が入ってキレイに刷れますよ!
 
そしてホルダーを使用する時の注意点が、版と、素材(刷る物。今回ならハガキ)の距離。
真横から見ると…机と版の間にどうしても隙間が出来るんです。
そしてハガキは薄いので、余計に隙間が目立ちます。

そんな時はホルダーパネル!!
この机と版の距離を埋める板があります。
はい~!ジャストフィット★
机も汚れないし、パネルおススメですよ~!

先程と、同じ手順でパネルにハガキを置き、位置を決めたらマスキングします。
後は繰り返し刷るだけ~!

さぁ!メタリック年賀状刷るぞ!
まずはシルバー×レッド!
あ、混ぜたいインクを入れすぎるとめちゃくちゃ色がくすむので、
ほんのちょっとだけ混ぜて下さいね。
イメージ的には…
こんな感じです。笑
ほんのすこ~~~~しずつ、入れてみて下さいね。
シルバーのキラキラ感は残しつつ、メタリックにしたいんです!(知らんがな)
\じゃんっ!/
渋いレッドになりました。
通常レッドのインクだけだと、黒い地の物には色が沈むんですが↓
※下の黒色が透けるので、レッドが沈んで見えます。

このメタリックカラーならシルバーの発色の良さが活きるのでは!!
黒い紙に刷ってみます!

\でーーーーんっ!/
写真ではほぼシルバーですが…
ほんのりレッド!!

続きまして「ミント」
パステルカラーどうなんだろう…と、不安を感じつつほんの少し混ぜました。
おおっ!思ったより良いくすみ具合!(好み!)
ネイルとかでありそうなお洒落くすみカラー(何それ)
こちらも黒バージョン!
相変わらず写真ではシルバー…笑
でもいい感じ!個人的に好きです!

そして、色を混ぜた時にくすまない蛍光色試したい…と、
迷いました。ネオンピンク…ネオングリーン…
\よし!ネオンイエローだ!/
(レッド、ミントと来たのでネオンイエローにしました。)
こんな感じ!
うんうん。ほんのりイエロー!メタリックイエロー!
黒バージョンも!
これまた写真はただのシルバーなんですけどね。笑
並べると違いが分かるかなと!
じゃん!黒の方は実物をお見せ出来ないのでもどかしい…

シルバーが意外と万能です。
メタリックカラー作るの楽しいです!色々混ぜて遊んでみて下さいね!
分量とか変えるとまた違った仕上がりになりますよ!