2020年7月4日土曜日

そもそも【製版】の注文とは??

オンラインお店(通販)で、たまに聞かれる問合せです。
「版そのまま送って下さい」

……!!!!!??(困惑するスタッフ…汗)

JAMオンラインお店で販売している「版」は、「製版済み」の物をお送りしています。(※孔の開いた状態)
製版前の状態の物はお送り出来ません。送ったところで、お客様の手元で版に孔を開ける作業が出来ないのです…
そもそもの、仕組みをご説明しますね!

JAMオンラインお店で販売している「製版」は、デジタルスクリーン製版です。
このマスターを、専用の機械にセットして、パソコンからデータを飛ばします。
↓これがマスター

↓マスターを機械にセット!
↓機械にデータを飛ばします。(Mサイズ)
すると…機械がデータの「黒(K)」部分を読み取って孔を開けていきます。
↓こうしてシート状の「版」が出来上がります!
アロエ見えますか…?!


見えにくかったので下に芝生を敷きました。笑
↓そして丸めた状態でお送りします!

これがデジタル製版の流れなので、機械の中を通っていない、ただのシートをお送りしても
お客様のお手元では何も出来ないんです。
おわかり頂けましたでしょうか?
この状態を知って頂けると、幅が200mm以上のサイズが出来ない事も伝わるかと思います。
(マスターの幅の最大値なので…)
ちなみに大判・超大判の仕組みはコチラをご確認ください。
https://jam-lab.blogspot.com/2018/05/blog-post_25.html

版が手元に届いたら、フレームにセットして、好きなインクを置いて刷るだけです!

赤のインクで刷れば赤いアロエが、黄色で刷れば黄色いアロエが…といった感じです。
SURIMACCAインクは水性なので、洗ってからインクの色を変えて刷る事も出来ますよ!


JAMではデジタル製版ですが、そもそものシルクスクリーン製版って結構手間がかかるんです。

流れとしては、まず【紗貼り】枠に(木枠かアルミ)スクリーンメッシュを張ります。

【感材塗布】紫外線で硬化する感光乳剤をスクリーンメッシュに塗布します

【マスキング】印刷したい図案をポジフィルムでマスキングします。
※感光乳剤は紫外線で固まるので、紫外線が当たらないところは固まりません。

【露光】紫外線を当てます。図案部分以外を紫外線で固めて紗(メッシュ)の孔をふさぎます。

【水洗い】水で洗い流すと、紫外線が当たらなかった部分の感光材が洗い流され、
 メッシュ部分が露出します

【完成】乾燥させて完成です!
そう!!工程が結構多い…!!!!文字数!!
ここから先は同じように好きな色のインクを乗せて刷って行きます。

これを知っていると、デジタル製版の手軽さ・速さは魅力的ですよね。
是非、オンラインお店や店頭ワークスペースでご利用下さいませ!

2色使って刷りたいんだけど!と、いう方はこちらをどうぞ
https://omise.jam-p.com/?mode=f8

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JAMLAB

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こちらからお問い合わせください。
omise@jam-p.com