2020年7月31日金曜日

リピートして柄を刷る方法


柄をリピートして刷りたい!
そんな時におすすめの印のつけ方を実践してみました~
たくさんある中の1つの方法として見ていただければと思います。

今日は手ぬぐいに、Mサイズの図案を5回リピートして刷って
いこうと思います!

リピートの設計図をつくる


印をつけるために印をつける位置を計測します。
・てぬぐいの端から図案のはじめまでの長さ(今回24mm)
・図案のはじめから隣に刷る図案のはじめまでの長さ(今回189mm)

Illustratorなどを使って、原寸大で配置してみると
簡単に距離を出すことができます。

図案の左端と右端を合わせた時にうまくリピートするように
図案を考えるのもポイントです!


素材に印をつける


設計図をもとに、マスキングテープやチャコペンなどで
素材に印をつけていきます。
マスキングテープの場合、右端か左端のどちらで合わせたか
間違えないように注意してください!
まず刷り始めの距離(今回24mm)を測ってマスキング、
そこから順に図案のはじめから隣の図案のはじめまで(今回189mm)
を測ってマスキングしていきます。
今回は5か所にマスキングできたら準備完了です!
■¥

位置を合わせて台(机)に印をつける

ホルダーや、刷り台を使って版を固定します。
固定して版に合わせて、位置合わせをします。
今回は左端からリピートするので、
手ぬぐいに印をつけた一つ目のマスキングテープの直線状に、
図案の最初が合わさるイメージで位置合わせを見ていきます。


位置があったら、上の写真のように手ぬぐいの下のラインに沿うように
マスキングテープを貼ります。
それからその上に、素材に貼ったマスキングテープの位置に
油性ペンで印を書いておきます。←重要!




刷っていきます!

それでは印に合わせて素材をずらしながら、刷っていきます!
下の画像の順番で、隣の場所を避けつつ刷り進めます。


123が刷れた状態はこんな感じです!
この状態でドライヤーで乾燥させましょう。
固定してある版は、外さずに置いておきます。
目詰まりが気になる場合は、版の裏側からウエスで掃除しておきましょう。

乾燥させたら、4と5を刷って間を埋めていきます。
版は固定したままになっているので、先ほどつけたマスキングテープの
印を見て素材を置きます。


完成です!




あれ!2色刷り?!
楽しくなって、主線の上からネオンイエローを刷ってみました~
ネオンイエローは透過性があるので主線の邪魔もせず、
さらに位置合わせがしやすいのです!

みなさんもよかったらリピート柄に挑戦してみてくださいね~

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JAMLAB

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